看護師 熊谷渉(看護部副主任)

私は、特別養護老人ホームで13年間働かせていただいている看護師です。
老人ホームで働きたいと思ったきっかけは、病院と施設とでは何が違うのだろうと言った素朴な疑問から始まりました。
働き始め驚いた事は、医師がいないと言う事実です。何も知らなかったとは言え一番驚きました。
今まで病院での流れは、患者様の状態変化があった場合は、即座に医師に伝え、指示をもらっていた状態とは全く違い、ある程度の判断は看護職員、つまり私たち自身で行わなければいけないと言うことなのでした。
当時の私は、知識もなく、同僚や上司に教えてもらいながら、看護師としての技術や教養を学びながら、必死で働いていたのを覚えています。
自分の判断 1 つで、その入居者様がどういう状態になっていくのかが、決まってしまうと思うと「怖いと言う気持ち」と「半端では務まらないと言う気持ち」が強くなり、自分なりに努力してきたつもりです。上司にも恵まれたと思います。
もう一つ苦労した事は、夜間帯に入居者様の状態に変化があった時、対応に当たることです。
病院で働いていた時は、夜勤があり自分の目で看られたのですが、施設では夜勤の介護職員から連絡があり、その連絡で判断しなければいけないので、聞く能力や想像力がとても大事だと感じました。
だんだんと業務や施設看護師としての役割を理解し、入居者様に接する時間も増えていくと、入居者様一人一人に愛情が湧いてきてしまいます。
現在は、看取り介護が主になってきています。看取り介護導入当初は、やはり人が亡くなるところは見たくないと言う気持ちがありましたが、 今は入居者様が「その人らしく生きるために、どれだけのことができたか」と思う次第です。
まだまだ足りない部分がたくさんありますが、今に満足せずもっと上を目指し、これからも努めていきたいと思います。

管理栄養士 中原絵利(栄養部リーダー)

エルピスやぶき栄養部は、入居者様に安心安全で美味しい食事を提供するため、最新の 給食システムであるニュークックチルシステムを用いた給食提供を行っています。
このシステムを用いることで、温度管理が徹底され、安全性の高い食事を提供できる ほか、厨房スタッフの早朝出勤をなくし、祝日などは少ない人数の勤務も可能に なりました。献立は、入居者様の家庭でもなじみがある和食のメニューを多く取り入れているほか、季節に合わせた行事食や郷土料理、手作りおやつ、バイキングなどにも 力を入れ、より食事を楽しんでいただけるよう栄養部みんなで協力しています。
また年に数回の嗜好調査を行い、よりご入居者様の好みに合わせた食事を提供できるよう努めています。
施設管理栄養士の仕事は、利用者様に合わせた食事形態、カロリーの決定やミールラウンド、アセスメント・栄養ケアプランの作成、入居者様やご家族様への栄養管理指導、カンファレンスの参加、厨房スタッフへの衛生指導、納品業者の対応などです。
これらの仕事をするためには、他職種との連携が不可欠なので、他部署とのコミュニケーションを取り、より入居者様の状態を把握できるようにしています。
また、できるだけ喫食時に時間を作り積極的にミールラウンドに行くようにしています。嚥下状態など自分の目で確認し、入居者様に合った食事を提供しています。
エルピスやぶきの管理栄養士を務めて良かった事は、一人ひとりの入居者様の要望を聞き、長い時間をかけてケアすることができることです。
特養だからこそ急性期の病院ではできない細かなケアをすることができ、入所時は全然食べることができなかった入居者様が、おいしそうにたくさん食べている姿を見ると管理栄養士をやっていて良かったと思います。

生活相談員 高野正樹(在宅部門統括)

施設における生活相談員としての役割は、入居者様やご家族様の代弁者となることだと思います。 いろいろな専門職がいる中で、相談員は、直接入居者様に提供できるものとしては入居者様・ご家族様が思っていることや理想などを伺い、 代弁し、ケアプランに反映してもらうことだと思っています。
介護支援専門員と同じ動きを求められがちですが、 介護支援専門員は、専門職をコーディネートして、ケアプランを立案する責務なので、相談員は、それに反映されるべき、 入居者様・ご家族様の意向の伝達役となることが求められると思っています。
中立な意見を聞く力や聞く時間を作る、自己マネージメント力が大事で、その方の身になり寄り添う力も大切だと思っています。 在宅ではない、施設特養のサービス担当者として、介護保険制度を理解した上で、相談窓口、利用時の重要事項説明、 代行者としての生活援助など、様々な機能を担う場面があります。その場面場面に応じた機能を発揮できる臨機応変さも必要であり、 様々な経験値が必要となる場合も多いため、1 つの価値観ではなく柔軟な価値観を持つことも大切だと思っています。
入居者様・ご家族様それぞれ千差万別なものの見方があり、同調し受け入れることも大切だと思います。 生活相談員は代弁者として、施設の都合に左右されず客観視できるスタンスを持ち、入居者様の細やかな心情に気づくことを忘れず、 いついかなる時も相談される立場で、日々の業務に臨むことが大切であり、施設生活相談員としての職務だと感じています。
生活相談員としてのやりがいは、入居者様・ご家族様が施設の専門職と同じ方向を向き、入居者様の想いを実現しようと一体となっている時です。
入居者様が発した何気ない思いを拾い上げ、サービス提供者で話し合い実現に向かう時、相談員として一番やりがいを感じます。
同じ方向を歩むことが、お互いの関係にとって、より良いものであり、生活相談員の根幹にある役割の実現ではないかと感じています。
健全に機能する施設を目指し、入居者様・ご家族様の声を発信し続けられる、生活相談員でありたいと思っています。

介護職員 鮎瀬隆(介護部介護長)

特別養護老人ホームエルピスで介護部の介護長をしております鮎瀬と申します。
趣味は、ブラックバス釣り、タナゴ釣り、キャンプ、クラフトビール(愛好家)、音楽鑑賞などです。私が所属する介護部は、特に「働きやすい職場づくり!」に力を入れております。 職員の年齢層は 18 歳から 70 歳台と幅広い構成となっております。
介護部では職場環境づくりを重要視し、一人一人の職員の声を大切に、 問題・課題に積極的に取り組み、責任を持った対応を実施し、日々その努力を積み重ねてきた結果、 ここ数年間の退職率は 5%未満と他の職業に比べ、非常に低い水準となり改善の効果が表れています。 私自身、施設全体の職場相談員という役割も担当させていただき、様々な職種の職員からも悩みや相談を受け、 解決に向け相談者と一緒になって職場環境改善に取り組んでいます。
職員教育においては、担当者として、スキルリーダーやキャリアマネージャーを中心に、先輩職員が介護技術や知識習得のサポートを行い、 個人の進捗レベルに合わせて実施しております。また 2020 年より介護の学校が開校され、 働きながら実務者研修の取得が可能となりました。当施設では、この 2 年間で約 20 名の方々に実務者研修修了者資格を取得していただくことができ、 個人のスキルアップ・キャリアアップをバックアップしています。
私が働くエルピスは、従来型特養、ユニット型特養、ショートステイ、グループホーム、デイサービス、小規模多機能型事業部と多様な事業展開を行っております。
利用者様・ご家族様によるニーズに合わせた事業サービスの選択が可能であると共に、様々な事業を経験できる職場環境を持ち合わせていることで、 様々なご要望に対応できる職員の育成が可能であり、総合的な教育・指導・育成が、柔軟に行える環境として充実している点が特徴的です。
利用者様・ご家族様から「エルピスを利用して本当に良かった」と感謝の言葉を多くの方々から頂いてまいりました。 このことは、職員一人ひとりが多様なニーズにお応えし、自分の仕事に責任を持ち、真摯に利用者様、ご家族様と向き合い対応してきたことの証であり、 一人の力では成し得ることができなかったことを、介護職員だけではなく全職種の職員が結集し協力できる職場環境だからこそ、信頼をいただくことに繋がってきたのだと感じております。
同法人で運営する様々な施設は味わい深く特徴もそれぞれ違いがあり、非常に良い雰囲気の職場作りを行っております。 ぜひ、一緒に働いてみませんか?エントリーをお待ちしています。

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